No.705: 放置された有機化学
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2006年10月19日の日記の概要
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.前回、「毒薬のお話 その2」と題して色々書いたけど、実は毒薬扱いではない罠。Morphineはただの便利な鎮痛薬なのに、なぜ規制されているのかと言うと、無水酢酸と反応させてdiacetylationすると有名なheroinになるのです…。
1874年、ロンドン・セントメアリー病院医学校のアルダー・ライト(C.R.Alder Wright )によって初めて合成され、1898年にドイツのバイエル社により鎮咳薬として発売された。当初はモルヒネよりも依存性は低いと考えられていた(当初は経口投与が一般的だった)が、注射器による投与が広まると、モルヒネよりも多く脳に取り込まれ、強烈な麻薬作用を引き起こすことが判明して各国により厳しく規制されるようになった。
ヘロイン - Wikipedia
で、そのアセチル化の話を読んでいて、夏以来ほとんど手を抜いていた有機化学の存在を思い出し、怯えているわけですがw
前期は有機化学をかなり重点的にやった。後期は生化学って思っていたけど、さすがに半年も放置するわけには行かない。
なので、真面目にsolomonの復習と、いまや空気と化した月曜二限の有機化学IIIの講義を集中することにします。覚えていれば頑張んないと…