No.1057: メグとセロン 1 三三〇五年の夏休み
月別表示: 2008年03月の記事 カテゴリー: 読書遍歴
2008年03月17日の日記の概要
時雨沢恵一の小説「メグとセロン」に登場する少女シュトラウスキー・メグミカ(メグ)がいかに可愛らしいかを伝えることに情熱を傾けた文章.
.キノからメグまで
先週から始めた就職活動ですが,採用試験を週末に受けるために準備しています.
正直言って,履歴書は大学1年生のときに書いたぐらいで,ほとんど経験がないのですが,時間が掛かるものなんでしょうかね.
あと数日あるので準備しておきたいものです.
就職活動からの逃避を図っているわけではないですが,今日は,時雨沢恵一の小説(ライトノベル)について書きたいと思います.
過去に二度ほど紹介したかも知れませんが,新刊が出たので改めて紹介させてください.
この作者はわりと早くそして定期的に文庫を発表しているので応援しています.
だいたい,春と初夏に「アリソン」,「リリアとトレイズ」の世界観で二冊出して,秋ごろに「キノの旅」を出すような感じでしょうか.
いずれの作品も電撃文庫から出版されていて,「キノの旅」は第11巻まで出ています.「キノの旅」は過去にラジオドラマ化されたりアニメ化されたりと,熱烈な読者は少ないものの確かな人気が有ります.ただ,短編連作という作風のためネタ切れになることを想定した保険として,或いは他に書きたいことがあるが基本的に一人旅である「キノ」では書けないから,短編よりは長い「アリソン」が書かれたのではないかと思っています.
「アリソン」と「リリアとトレイズ(以下『リリトレ』)」は続き物で,時系列は書いた順番通りになっている.
どちらも登場人物の名前が小説の題名に使用されていて,シリーズ全体の名前は統一されていないものの,今後もそのような命名がなされると思われる.ネタバレになるが,リリアはアリソンの娘なので,時間経過はその程度だと考えてもらえば間違いない.
この春に刊行された「メグとセロン」も「アリソン」の世界の物語で,時系列は「リリトレ」の時代と同じ.「リリトレ」でリリアの親友としてさり気なく登場していたメグことシュトラウスキー・メグミカと彼女に惚れる少年セロンの学園青春冒険モノまたは恋愛モノだと思います.実はまだ途中までしか読んでいないうえ,上下巻の上巻しか出ていない(下巻は今年の5月に出る予定)ので,最終的にどんな展開になるのか判断できません.「アリソン」のような全世界に影響を与える事件や陰謀に話が繋がるとは到底思えないので,メグとセロンが付き合うまでに一つ二つ困難を乗り越えるような感じの話になると予想しています.ちなみに,「メグとセロン」に関して作者が推奨している略称は「メグセロ」のようです.
そんな時雨沢氏の「アリソン」が今年4月からNHK-BS2にて放送されます.
番組名は「アリソンとリリア」となっていて,「アリソン」と「リリトレ」をまとめてアニメ化するようです.長いのでやっぱり略称は「アリリア」ですか?