No.1105: 鮫洲、そして秋葉原
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2008年06月08日の日記の概要
秋葉原で起きた「通り魔」事件。現場の近くを通ったけれど、これほど人の死を近く、そして悲しく感じたのは何故でしょうか。年をとったからでしょうか。これが大人になったということなのでしょうか。自分より若い人が巻き込まれていた……。
.鮫洲の怪しい店潰れろw
今日は免許証の更新をするために、鮫洲試験場まで行ってきました。
午前10時半、京急鮫洲駅に到着しました。
駅を出て、正面に見える見目麗しくない小屋は非公式組織が白昼堂々と営業している事務所。
傍によると、「免許証の更新?」と訊ねられるので、「そうですよ」と答えましょう。
その後、色々とあってお金を払わされている人がいるわけですが、暇潰しも飽きたので、「やっぱりいいです」とか適当な別れの挨拶をして、その場を後にします。時間に余裕がある場合は、間違っても免許証を提出したり、写真を撮ってもらったりしないように気をつけましょう。
そのようにして、華麗にスルーしたら、いよいよ鮫洲試験場に到着です。
受付で免許証を提出し、視力を測定し、先ほどとは違って「正しい」おじさんに写真を撮ってもらうと、講習を受けることになります。
前半はおじさんの時事ネタ話。
後半はDVDですが、予想通り、暗くなるドラマでした。
秋葉原
講習は初回講習なので10:50から12:50の2時間でした。
ラーメン半カレーライスという昼食をとってから買い物に行こうと考えていました。
一方、その頃、東京都千代田区外神田、秋葉原では例の通り魔事件が発生していました。
携帯電話でTVを観れないので、状況がよく分かりませんでしたが、犯人確保という報道を信じて予定通り買い物に行きました。
そんな大事だと知らなくて。
今日の秋葉原は非日常と日常の混じりあった悲しい場所でした。
中央通りの駅前付近は騒然としていて、でも駅前だけで。
本当に、一筋でも道を逸れれば普通の町で、呆気ないものだと思いました。
誰でも巻き込まれる可能性があった事件で、本当に偶然に巻き込まれてしまった人が大勢いた。
免許証の更新は午後からにして、買い物を先に済ませようと考えていたらと思うと……。
そんな些細な予定の決め方は、誰だってするものだから。
誰だって、巻き込まれていた可能性があったんだと。
それが、TVに映っていた少数の特定の不快な野次馬たちであっても、それは不幸なことだと思う。
たった一人でも、こんな愚か者がいれば、いつだって、誰にだって、こんなことが起こってしまうことが悲しい。
たしか、数年前のJR西の脱線事故のときもこんな気持ちになった。
スマトラの津波は、もう記憶に残しておくことさえ辛かったのか、思い出せない。
こういう事件や事故、災害のたびに感じる。
生きることが脆いものだということを思い出してしまう。
同時に、日常の危うさを感じてしまう。
どんな日々も、壊れるときは一瞬だろうから。
いつもより近くに「死」があった一日でした。