No.1226: 閃輝暗点
月別表示: 2009年02月の記事 カテゴリー: 雑記
2009年02月15日の日記の概要
作業中に世にも怖い「閃輝暗点」が見えたのでブログを更新しようと思い立つという、なんともポジティブな姿勢です。
.うわさの閃輝暗点
巷で噂の「閃輝暗点(せんきあんてん)」を見てしまいました。
この時期の薬学部4年生で、閃輝暗点を知らなかったり、読めなかったりすると致命傷ですよね。
などと軽いプレッシャーを掛けつつ、本題に入りたいと思います。
つい先ほどのことです。
作業をしていたら急に目の前に光の干渉縞みたいなモヤモヤが見えて、目の前にちらつき始めました。
緑や赤、黄色(?)のような、シャボン玉の表面に見えるような、それのもっと細くなった糸状の何かが視界の中央に現れました。珍しいし綺麗だから面白かったんだけど、ギザギザした幻覚が視界に居座るのは不快なものです。なによりまず、焦点が定まらないわけです。
右目をつぶっても、左目をつぶっても見えるのは理屈では分かっているけれど、なかなか面白い体験でした。
今は頭が頭痛で痛い状態です。
大事なことなので重ねに重ねて表現しています。
片頭痛の豆知識
女性に多い。家族性の場合もある。
血小板からのセロトニン放出により血管が一過性に収縮したのち、MAOによりセロトニンが代謝されることで血管が拡張することで拍動性の頭痛が発生する。
片頭痛は、発作の前兆期(閃輝暗点)にロメリジンを使用することで、血管平滑筋へのCa2+の流入を抑制し、血管収縮を抑制する。発作後には、トリプタン系薬(セロトニン5-HT1B/1D刺激薬)であるスマトリプタン、ゾルミトリプタン、エレトリプタン、リザトリプタンを用いることで、血管を収縮させて発作を和らげる。同様に血管収縮を目的として、麦角アルカロイドのエルゴタミン、ジヒドロエルゴタミンを用いることもある。
ただし、トリプタン系薬は虚血性心疾患の患者に禁忌、エルゴタミン製剤は狭心症の患者などに禁忌。