No.1316: 時をかける少女
月別表示: 2009年08月の記事 カテゴリー: 雑記
2009年08月11日の日記の概要
この記事は「日記」ではなくて「映画の感想」という扱いにしても遜色ないのではないような気がしますが、システム上の都合により、それでも日記です。
「時をかける少女」を見ていました
前にも見たことがあったけど、今日も全部見てしまいました。
「時をかける少女」の原作は読んだことがありますが、もう古いものです。
その再構築版ということで制作時に話題になったということで、ヱヴァにも何か通ずるものを感じます。
純粋な映像化ではなくて、現代風にアレンジされていることは作中に携帯電話が登場することなどからも分かりますよね。
それで、2回目の視聴になったわけですがいろいろ気づいた点というか気になった点があります。まずは理不尽なギャグが多くて一回目よりも楽しめたと言うこと。タイムリープのシーンがアホすぎることから始まって、カラオケを続けたいが為に時間移動して10時間熱唱したり。プリンを食べたくて時間移動したりと、タイムパラドックスを小馬鹿にした乱用っぷりはそれだけでもうギャグになっている。そして、日常の会話の中でも「なんで敬語?」とか「転んだ」とか真琴のアホっぷりが大好きです。
こういう理不尽なギャグって、声を当てている人の力量も問われるのでなかなか難しいと思うんですよね。
Keyというブランドの「智代アフター」というゲームでも日常シーンに不条理なギャグがあって楽しめましたが、それを遠慮無く映画でぶちまけている感じでとても楽しめました。
物語の前半であれだけ乱用してきたタイムリープにも実は使用できる回数に制限があって、肝心なときに残数ゼロというクライマックス、そしてそれを覆すトリックと、構成もしっかりしていて笑わせハラハラさせ、そして感動させるという「エンターテインメントとしては最高級」の映画ではないでしょうか。これ、Blu-rayで出ているんですか?出ていたら是非買いたい!
あと主題歌の「ガーネット」と挿入歌の「変わらないもの」が素晴らしい。
そんな映画を作りあげた細田守監督の新作映画、サマーウォーズが現在上映中です。
お盆休みに是非、コミケの帰りに、みなさん見に行きましょう。