No.1538: 種子島・屋久島旅行記2012:Q
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2012年08月15日の日記の概要
屋久島の縄文杉トレッキングを成功させた。屋久島脱出に失敗した。
.種子島・屋久島地方の旅行記 part3
屋久島旅行の実質初日。
上陸日は宿を探して、寝ただけだった。
三日目 2012年8月15日
2012年8月15日 早朝
いったいいつ選択肢を誤ったのだろう。
バスが来ない。
縄文杉トレッキングのため、早起きをしてバス停で待っていたら、バスはもう行ってしまった後だった。
寝坊とか、そんなちゃちなものじゃ断じてねぇ。
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ・・・・・・。
2012年8月14日 20:15
明日のバスの時刻を確認した。
2012年8月15日 早朝
バスが来ない。
2012年8月15日 早朝
バスが来ないんだけど。
2012年8月15日 早朝
バスが通り過ぎて行った。
もうダメだ。
2012年8月15日 早朝
バスをヒッチハイクした。
2012年8月15日 05:40
色々とあったけれど、ヒッチハイクしたバスで縄文杉トレッキングの開始ポイントに到着した。
運転手さんにめっちゃ怒られるから、みんなはバスをヒッチハイクしちゃダメだよ!!
ちなみに運賃は請求されませんでした。
2012年8月15日 05:50
縄文杉トレッキングに来ようと思ってるソロのみなさま。
ここはリア充の巣窟です。
ガイドの方がTwitterでひとりでも縄文杉に行くことぐらいできますよ、というのは結果的には事実でしたが、心の弱いソロがここに来ると死にたくなる可能性があります。必ず山ガール、森ガールを島外から持参してください。現地調達はとても難しいです。
2012年8月15日 06:30
縄文杉トレッキング開始時刻。
バスを降りて、森林軌道が始まるポイントに到着。
この荒川登山口から縄文杉の往復には通常10時間程度かかると言われています。
そのため、チェックポイントごとに看板が立てられていて、「何時までにここをでないと縄文杉に辿りついてもその日の内に帰還できませんよ」という注意書きがされています。
周囲にはガイドさんと一緒に出発準備をしている集団が何組も。
私はソロなので、出発準備ができ次第、出発します。
しかし、ペース配分を間違えると、日帰りのつもりが1泊必要になるということですね。怖い。
2012年8月15日 07:00
歩き出して30分ほど経過。
森林軌道が楽しい。
洞窟があったりして、RPGみたいで盛り上がってくる。たぎる。
川が流れていて、その川に架けられた橋を何度か渡りながら山を登っていく感じ。
巨大な白い岩が丸く削られている。
橋は下が見える構造なので、結構怖い。
水の音が怖い。
とりあえず重度の高所恐怖症の方は諦めた方が良いかも知れません。
2012年8月15日 07:30
最初は新鮮な気分で一歩ずつ踏みしめていた森林軌道ですが。
慣れてくるとだんだん歩きにくさが気になり出します。
あ、やせいのヤクシカがとびだしてきたっ!!こわっ!!
2012年8月15日 08:30
森林軌道の終着点にあったのは、トイレでした。
縄文杉までの道のりで最後のトイレ。
たぶん縄文杉に一番近い公衆便所のはず。
なんか嫌な響きだな。
そこからの道は山道で、一応よく山にあるような階段状のルートがあるにはあるものの、無いところもあるという感じのコースでした。急にハイキングモードから登山モードになるので、心拍数が急上昇する。特に軌道を外れてからの数分間が一番辛く感じた。
そのうち慣れてきて景色を楽しむ余裕も出てくるが、足場が悪く、この区間の写真はほとんど撮ることができなかった。
そして・・・・・・
2012年8月15日 09:45
縄文杉に到着しました!
展望デッキを登って、縄文杉に対面。
予想以上に大きい。iPhoneでは全景の写真を撮れないぐらいw
この樹の大きさは、写真でも言葉でも伝えようがないって言って表現しようとする努力を放棄して、概念に丸投げしても良いぐらい。
子供の頃に本やTVでみたみたいに、縄文杉まで近づいてぐるっと囲んだりはできなくなっています。
根の周囲に立ち入ると、土が踏み固められたり、根が傷ついてしまい、縄文杉にとって良くないからという理由だそうです。
周囲のガイドさんによると、この時間でも結構早めのようです。
もう少し後になると、展望デッキに登る順番待ちの列ができてしまい、デッキでゆっくり見ることができないとか。
2012年8月15日 13:00
荒川登山口に帰還した。
10時間もかからなかったよっ!!
Result: 縄文杉トレッキング・クリアタイム 6時間30分
2012年8月15日 それから夜までの間のこと
バスが来ない。
早くゴールできたのはいいんだけど、下山するためのバスが1時間ぐらい来ない。
せっかくなので、近くの屋久杉記念館に寄ったり、カレーを食べたりして1時間ほど過ごしてバスに乗る。
バスの中が汗臭いけど、今日ばかりは許すことにする。みんな、お疲れ。
船がない。
今日中に屋久島を脱出する海の便が無いことを知る。
満席ですしおすし。
飛行機もない。
あるけれど、離陸時間ギリギリになり、計算が狂えばお金が無駄になる。
翌日の船もない。
屋久島ヤバイ。
翌日の船も全て満席ということで、キャンセル待ちしてみることに。
数分後にキャンセル1席確保できた。運が良かった。
ただし別の港からの出航になるので、島内の移動が必要とのこと。
バスが来ない。
バスが来るのはいまから50分後ですって。
どうしよう。
待つしかないだろう・・・・・・ってことでAIRの往人みたいにバス停付近にうずくまって時間の経過をひたすら待った。
宿がない。
バス停で、ふと今夜の宿がないことを思い出して、とりあえず予約した。
かなり高いホテルを。まぁ、推定最後の夜になるのだから、いいかなぁって。
電波が届かない場所。
シーサイドホテル屋久島なんだけど、部屋に電波届かないわけでして。
いろいろとありましたが、屋久島には科学の力が届いていない場所がたくさんありますので、事前の準備が重要ですね。
ということ。
2012年8月15日 20:45
携帯の電波はエントランス付近で繋がります。できれば自室でも使えたら嬉しかった。
それを差し引いてもシーサイドホテル屋久島は素晴らしいところでした。
南国な雰囲気たっぷりで、お風呂も広くて。
そして景色が綺麗。
この海のどこかで尖閣諸島を巡って某国が侵略行為やってるとは思えないね。
そんな感じで、寝ることに。
明日は、船で海を渡って、新幹線で九州を北上し、本州を東へ進む予定です。