No.1571: 13年目のComing Out
月別表示: 2013年10月の記事 カテゴリー: 雑記
2013年10月01日の日記の概要
私は、女性として生きていきます。この日記の、13年目の節目に、宣言します。
.13年目の節目に
こんにちは。ラキです。
日記(ラキログ)の更新はとても久しぶりになります。
今月で、この日記を始めてから今月で13年が経過しました。
13年前、2000年10月の私は、中学3年生でした。
15歳の秋に、何を思ったのか、geocitiesにて、web日記を開設し、この日記を始めたのでした。
今日は大切なことをこの場所で書くために更新しています。
といっても、既にTwitterでは公表していることですが。
私、ラキは、性同一性障害のため、現在通院中です。
生まれつき、身体と心の性別が不一致な疾患、障害とよく説明されているアレです。
gender identity disorder、または縮めて、GID。
心とか、脳の性別ってなんなの?って思って研究職を目指したこともありました。
ただの趣味だったらどうしようって、誰にも言えなかった時期もありました。
ホルモン剤を飲むのが怖くて、怖くて、薬学を志したこともありました。
そんな葛藤があったおかげで、今の私はこうやって、28歳の秋を迎えることが出来ているのだと思います。
人生に、無駄なこと、回り道なんて無いんだとしたら、この28年間も何一つ無駄でなどなかったのだろうと信じています。
今後は、この日記でも、包み隠さずに書いていけたらいいなと思っています。
実はこっそり非公開の領域に日記が積み重なっているので、それも近々、公開できる日が来るかもしれません。
今回は、特にまとめるつもりもなく、ただ今の気持ちを書き連ねることが目的の文章です。
性別について
長い間、それこそ13年間、この日記のすべての記事を探してもどこにも書いてこなかったことがあります。
それが、私の性別に関する情報です。
理由はすでに書いた通りです。
ここに自分の身体の性別を明記するのもわりと苦痛ではあるのですが、書かなければ始まらないので書きます。
私は生物学的に男性としてうまれ、戸籍上の性別は男性で、性染色体はXYです。
そしていまのところ、仕事等の場面では男性として生活しています。
それでも自分では、女性であると確信しています。
自分が男性であるとは思っていません。思ったことはありません。
これが、現在、私がおかれている状況です。
持続的な違和感
自分の性別への違和感の始まりがいつだったのか、それは気がついたときからありました。
ただその時点での「違和感」は、「苦痛」であったり、「限界を感じさせるようなもの」ではありませんでした。
GIDのカウンセリングでは、「自分史」というものを書きます。
そこに書いたこと、書かなかったことを、今後はこの日記で書けたらいいかな。
決意
この日記を書き始めた13年前の時点でも、
20歳になった8年前の時点でも、
いつもGIDについては確信がありました。
それでも迷っていた。
治療を進めていくことは、茨の道のようなもの。
それでも進んでいけるのか。
私はそんなに強い人間たりえるのか。
いろいろな心境の変化もあったのですが、ようやくひとつの結論に至りました。
決意に至りました。
私は、女性として生きていきます。
たとえ、この先にどんな過酷な日々が待っていようと。