No.1597: ラキのSRS(性別適合手術)日記 in タイ王国 Day 2
月別表示: 2014年11月の記事 カテゴリー: 萌え絵練習帳
2014年11月26日の日記の概要
SRS(性別適合手術)日記2日目、手術まであと1日。手術前の準備を済ませる。
.朝
朝起きて、アテンドの迎えを待つ。
少し遅れるとのこと。
おっけー。想定内だ。
やがてアテンドが来て、車に乗り込む。
相方はコンドータウンに残って、後でガモンホスピタルに合流する予定だ。
バンコクは交通量がすごい。
車も多いし、バイクも多い。
そして信号は控えめ。
なんでだよw
奇跡的な車移動を終えて、ラマ9世病院に到着。
なんだこれは!
デカいぞ!城か!デパートか!
なんなんだ!!
ラマ9世病院 9階
タイの精神科医によるGID診断を受ける。
英文診断書を提出する必要があるからだ。
何度か署名をした。
昼
ガモンホスピタルに必要書類を提出したのち、ガモン先生による診察。
陰部の触診を受け、すでに出されていた見積もり通りの深さの造膣が可能であるとの最終チェックを受けた。
診察室から出るとちょうど相方がアテンドに連れられて合流していた。
その後、友人Pちゃんと再会する。
彼女はすでに手術を終えて、術後のメンテナンスのために通院している段階だった。
間も無く帰国の途に就く彼女と話しながら、Pちゃんと一日違いで手術を受けたMさんの診察がおわるのを待つ。
先生が何処かに出かけたとかで、一時間ぐらい談笑していたと思う。
さすが、犹・ク。犹謂ケ犧巵クア犧吭ケ・ク」の国。
昼食はPちゃん、Mさん、相方、わたし、ガモンホスピタルのお母さんの五人で食堂で食べた。水も飲んで、ひとり50バーツだった。日本円にして多くみても200円しない。
すごくリーズナブル。この後も、ガモンホスピタルのお母さん的存在の方にお世話になった。
一度、コンドータウンに送ってもらう。
コンドータウンからガモンホスピタルまで歩いてみる。
直線距離はそうでもないが、歩道の状態が良くない。木が生えていたり、屋台が並んでいたり、段差が大きかったり、とてもバリアフル。
そして、信号がない。
二ヶ所ほど渡るところがあるんだけど、とても怖い。
あと、道端にイヌがあつくてぐでーっと寝ているが、当然ながら日本と違って、海外では狂犬病のリスクがある。
噛まれるとシャレにならない。
ガイコク、トテモコワイ。
そんなこんなでガモンホスピタルに到着。
夕
夕食は車を出してもらって、商業施設内のフードコートへ。
各自プリペイドカードを買って、食後に返金されるという画期的なシステム。
これ、衛生的でとても先進的だと思う。
トムヤムクムとライスが白いオムライスを食べた。
とても美味だった。
明日の手術の結果次第では、これが最後の晩餐か……。
それもまたよし、と噛み締めながら。
コンドータウンに帰着。
就寝準備をする。
夜
なんとなく、陰部の写真を何枚も撮ってみる。
さようなら。
明日にはなくなるその姿を目に焼き付けて。
まだ、寝るわけにはいかなかった。
相方に遺す、遺言をまだ書いていなかった。
便箋8枚になる長大な遺言なのかラブレターなのかわからない文をしたためて、書きながらボロボロと涙を流して、ようやく書き終えて、書き終えたことへの安堵からふっと眠気が来て、床に就く。