No.1599: ラキのSRS(性別適合手術)日記 in タイ王国 Day 4
月別表示: 2014年11月の記事 カテゴリー: 萌え絵練習帳
2014年11月28日の日記の概要
SRS(性別適合手術)日記4日目、手術から一夜明けた。
.回復室
暗い。
血圧計の軋む音が聞こえる。
午前2時ぐらいか。
時計が見られないのでわからないけれど。
その後も、定期的に右腕に付けられた血圧計が萎むのを、2回、3回と身体で感じ、ああ生きてるんだな、と感じた。
不思議と声を出そうとは思わず、じっと薄目を開けるような感じで横たわっていた。
とくに痛みは感じなかった。
体幹に大穴が開いているのにね。
もしかして、まだ手術の途中かな?
いや、おわってるよね、と薄暗い部屋で考えていた。
その時、カラカラカラとストレッチャーで私の次に手術を受けた中国人の患者(国籍は後で聞いた)が運ばれて来た。
痰が絡むのか咳き込んで苦しそうだった。
607号室への生還
朝になって昨日待機していた病室へ。
ストレッチャーとベッドを連結して、自分で平行移動するように促される。
マジか……って思いながら右足をベッドの上へ、左足で蹴って、少しずつ上体も動かしてなんとかベッドの上に移動する。
実際、そんなに大した辛さはなかった。
しかし、オペ後の患者に自力で移動させるとは、すげぇな、って。
実際に移動出来たのもすごいけど。
こんなものなのかな。
そして、ナースさんたちが何か処置しているのに、いきなりiPhoneを手に取る私もどうかと思う。
Twitterを開いた私はこう書き込んだ。
ちんこいたい
https://twitter.com/lakililac/status/538103846585655297
、と。もちろん高尚なジョークなのだが。
おまえもうちんこないだろ!!
みたいな。
そういえばさっきから気になるのが、相方が病室にいないこと。
コンドータウンに戻って寝ているのかな、と考えていた。
Twitterでも安否を確認してみる。
オペを受けた本人が、付き添いのパートナーの安否を確認するというよくわからないことが起こっていた。
どうやら無事のようだった。
程なくして相方が病室に戻ってくる。
お腹空いたのか、買い出しに行ってたんだってさ。
午前6時前にだよ?タイミング悪すぎるでしょw
外国でも野良猫のようなマイペースさは本当に逞しくて、心強いね。
そういうところ、好きだ。
そして、術後1日目をはじめる
この日は、何度か様子を見に来てくれた。
患部の消毒
尿カテーテルの袋のチェック
血圧測定
検温
だいたい1日3~4回ぐらい。
痛みもほとんどなく、まったりと過ごしていた。
痛みはそんなになかったけど、痛くなるとつらいので、痛み止め(モルヒネ)を6時間ごとにどんどん注射してもらった。
通算で、4、5回ぐらい繰り返しやった。反省はしていない。
朝ごはんらしきものは流動食。
お昼頃にガモン先生の回診があった。
停留精巣の既往があって、その影響でちょっと陰嚢の皮が足りなくて大変だったけど、頑張った。問題ないよっていうことを言っていたらしい。
それと、手術中に、腸に影響がでそうな処置を行ったらしくて、しばらく、3日間ぐらいは流動食にしたほうが安全だと思うっていうことを言われた。
これにより、昼ご飯以降も、ゼリー。ゼリー。そしてゼリーというゼリー地獄に突入することになったのでした。
夕食後あたりから、カフェイン禁断頭痛のような症状が現れ始めて、ゼリー地獄と双璧をなす、強敵としてわたしの前にたちはだかってきた。
SRSの痛みisどこ。