No.1620: Remedy
月別表示: 2014年12月の記事 カテゴリー: 音楽(鑑賞)
2014年12月22日の日記の概要
SRSと現在の特例法についてちょっとだけ。
.突発カムアウト
先日の会社の忘年会では、何人かの同僚に、事前カムアウトなしで女性として会いました。
みんな驚いてて、面白かったです。
SRSの有無について聞いてくる人もいたけど、さすが薬剤師。
不躾な訊き方をされることはなく、慎重に訊かれました。
そう、あたりまえだけど、SRSを済ませているかどうか、見た目では判断できないのです。
戸籍や公的な身分証明書の性別欄が「女」であれば、そのMtFはSRSを終えているはずだということを導き出すことが、一応、出来ますが。
いろいろな意味で、見た目だけである人の性別を判断するのは不可能です。
女性として生活している人でも、戸籍上は男性というケースはあるわけです。
もちろん逆のケースもあります。
ただ可視化されていないだけです。
SRSや戸籍と制度の件
SRSは戸籍変更の要件ではあるけれど、決してそれが全てではない、ということ。
本人の社会的性別の移行も大切だし、脱毛など必要に応じて自分の容姿を変えていくこともまた別に必要です。
SRSは高額だけど、性器以外の外見も変わらないですし。
お金もかかるし、それでは救いがないではないかと思わなくも無いけれど、それもまた現実です。
SRSを取り巻く問題は多いけれど、今後の望まれる方向性としては、
- SRSを受けたい人は、保険適用で安く受けられるようになるべき
- SRSを受ける必要性を感じない人は、SRS無しでも戸籍の性別の取り扱いが認められるようになるべき
この2つは大きな指針になると思います。
海外でも、そういった動き、制度がある国が増えてきました。
さらに、国内だけでなく、海外でSRSを受ける人にも、今後は保険適用相当のコストで済むような補助があればなお良いと思います。
性別適合手術に関しては、タイの医療の方が、国内の医療よりも、遥かに優れているからです。
私は、いまさらお金は返ってこなくて良いですけどね。
後続の方々のために、そう願います。