No.359: 北里大学大学院入試問題。「生薬」をやってみるw
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2005年09月03日の日記の概要
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.受ける予定は多分無いんだけど、web上に今年(17年度)の問題がupされていたので。
なんとなくだけれど、やってみる。
もちろん、どんな科目でも出来るわけではないので選ぶ。
前期に「薬用植物学」だけは自分としては結構頑張ったから、「生薬」をちょっと腕試し。
大問1.超複雑な化合物がいっぱい。構造式。アリエナス。
大問2.(1)~(5)は日本薬局方収載の生薬について述べたものである。
生薬名を答えよ。
(1)ある重要なウコギ科植物の根を蒸したもので、4環性のtriterpensaponinを含有し、滋養強壮を目的に処方される。
これは、植物名はオタネニンジン。使用部位は根。
確か生薬名はなんのひねりも無く「人参」だったっけ?
(2)セリ科phthalideのcinidilideを含む。漢方で婦人病薬。
つーか、セリ科ってあんまり記憶に残っていないな~。
精油に多いんだろうけど。
精油はミカン科、セリ科、シソ科(四角い茎)、フトモモ科、マツ科etc...
精油で婦人病薬って効いたことないから。
もう「当帰」ぐらいしか浮かんでこないw
(3)サルノコシカケ科の…漢方で、利尿・健胃…
サルノコシカケ科自体、聞いたことはあっても何のことか分からん。
キノコの一種なのは分かるけど。次!!w
(4)ゴマノハグサ科植物の根またはそれを蒸したもので、イリドイド化合物 iridoide を含有し、漢方で補血、強壮、解熱などを…
ゴマノハグサ科はジギタリスとケジギタリスとあとなんかもうひとつダジャレっぽいのを聞いた記憶が。
ジオウ強壮にいいとか。
そうかジオウか!!!
でも漢字が分からない罠 orz...
(5)タデ科の...ビアントロン化合物を含有し…消炎・嚥下・解毒…
タデ科はダイオウしか知らないので、「大黄」www
よし次w(一応試験範囲で嚥下・解毒って聞いたし)
大問3.(1)~(5)は生薬の主成分の生合成について述べたものである。
当てはまる化合物名を答えよ。
(1)tyrosineに由来する…dopamineや…最終的にはcodeineや…重要な生合成中間体
tyrosineからtyramine→alkaloidが出来るやつ。
経路名ならったっけ??
アミノ酸経路とか命名してもきっと間違いww
習った経路はまだ3つ(シキミ酸経路、メバロン酸経路、酢酸ーマロン酸経路)だけだし。
経路名はわからんが化合物名は分かる。
解剖学のreportの資料集めのときhomeostasisやったからね。
化合物の名前はtiramisじゃなくって、tyramineだ!
(2)ナス科の…トロパン合成の基となるamino acidは?
わからない。20分の1にかけても良いが、意味無いのでgive up。
(3)何を言っているのか分からない!!!111
未知の化合物だらけで思考stop。
(4)酢酸由来の3分子のmanonylCoAと縮合するシキミ酸経路由来の化合物で生成したchalconeを経て、各種phrabonoid化合物を生成するが、ほとんどのphrabonoid化合物のB環4’位に水酸基があるのは、この化合物に由来するからである。
言いたいことはよく分かった。うん、そうだ。
give up。
(5)Farnesylpyrophosphate 2分子がtail-to-tail型で縮合して出来るC30の鎖状化合物の酸化体でこの化合物が環化酵素分子上でとるconformationにより最終的にsteroidになるか、triterpenになるかが決まる。
Farnesylpyrophosphateって硫酸esterだろうけど、形が分からないのでgive up。
長くなってしまった。
明日、この問題の詳細を調べてみる。