No.600: ポケモンと微熱大学生
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2006年05月26日の日記の概要
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.金曜日。講義が4つ。なかなかきつかった。と言うのも、今日は風邪気味で…というか、風邪のど真ん中。
Endotoxin が体内で増えていますwwww
Endotoxinが体内に入ると、その本質であるLPS[ lipopolysaccharide リポ多糖 ]が LPS 結合性 protein と結合して、LPS-LPS 結合性蛋白質複合体を形成、macropharge 上でTLR4 [ Toll-like receptor Toll様受容体 ]に会合したCD14に結合する。
この結合によって発せられた signal は CD14 → TLR4 → 核と伝達されていって、核内の NF-κB (Nuclear Factor kappa B 転写促進因子)を活性化させる。
活性化された NF-κB は macropharge に働きかけてIL-1 [ Interleukin-1 ]を作らせる。(というか、遺伝子を発現させる(転写)速度を上げる。)
ここで、Interleukinという用語について調べてみると、 cytokine の一種らしい。カタカナでサイトカインって言われても全く意味をつかめなかったのに、こうやって cytokine と綴ることによって、この cytokine の名前の由来に近い部分をうかがい知ることが出来る。一言で言えば、免疫細胞間の連絡係。こっちの細胞ではこういう指示を受けましたよっていう情報を他の細胞に伝達する物質を cytokine と称する。あとは日本薬学会の website に用語集があるので調べてみてwwwww
"leuk" っていう語幹を見たのはこれで二回目。一回目に見たのは白血病の "Leuk"emia だった。関係あるかな。免疫つながりだからあるでしょうとしかいえない。でも、Leukってギリシャ語でλευκοσ 白を表すらしいので、ILにどういう経緯で組み込まれたのか分からない。ちなみに emia は「血」。
「白」血球が免疫細胞だから、そういう雰囲気?
どこまで書いたっけ。長いな…。
ここまでを3行ぐらいでまとめてみると、
LPSが体内でLPS結合性proteinと結合し、TLR4に会合したCD14に結合すると、その結合signalが核内のNF-κBに伝わりIL-1の転写が促進される。
実に簡潔に纏まっているwwwwwww
っていうか略語が鬼のように出てくるんで、出てくるたびに駆除していかないと出てくる度に把握していかないと、あとで魔術の本でも読んでいるかのような地獄が待っているに違いないww
続ける。ここまではインターロイキン-1(IL-1)を産生させるための手続きだった。たまには略語じゃない方がいいwww本名を忘れてしまう。
この IL-1 はpeptideなので、血液に乗って視床下部の発熱中枢に達することが出来る。視床下部の発熱中枢では「発熱中枢」といわれるだけあってちゃんと仕事をしてくれるはず。その原理は知りたくないんだけど、知らないといけないようなので知ることにする。とにかく、長々と書いてきたIL-1が視床下部に伝わったことで、IL-1の話は終了。
視床下部ではプロスタグランジン prostaglandin が産出され、これがアデニル酸シクラーゼ Adenylate cyclase を活性化させてcAMPを産生する。…とか言われても困る。Adenylate cyclaseって言うのは細胞膜を12回貫通している膜貫通蛋白質で同時に酵素でもある。
この酵素が触媒する反応は、
ATP → cAMP + P-P
で、さらっと書かれたこの cAMP こと cyclic Adenosine TriPhosphate [ 環状AMP ]が、我々の体温を上げる直接の原因らしいのです。ここから先は、どうなるんだろう?とか、当然考えてしまうのですが、長すぎるのでこの辺で終了です。
今この日記が消えたら泣けるwwwwww
このような理由から、Gram-negative bacteria に感染すると、はじめの Endotoxin が直接視床下部に作用した第1の発熱と、遅れて、Endotoxin が引き金となって産生された cAMP による第2の発熱が起こり、時間を横軸、発熱を縦軸にとると、graph は二峰性の曲線になる。(これは流石に一年生で習った。けれど、その理由がやっと分かった…と。)
あ、ポケットモンスター エメラルドをはじめました。大学2年生なのにwww今年の秋の新作までにはポケモンマスターになるぞ~wwwww(注:サファイアは以前やっています。)
現在は1時間半で、カナズミシティ。ミズゴロウ♀、ラルトス♀、キノココ。
そんな記念すべき600件目の日記!!since 2000 October 1