No.650: Avada Kedavra
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2006年08月09日の日記の概要
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.昨日に引き続き、Harry Potter について語ります。
作者のJK Rowlingの凄いところは、実在しない魔法の呪文や魔法の文化を細かく描き、無理なく説明して読者を納得させながら物語を展開しているところです。
例えば、今日の題名の Avada Kedavra とか、何となく、恐らく童話などで、聞き覚えのある呪文なんですけど、これが許されざる呪文、闇の呪文、Load Voldemort が幼い Harry Potter を殺害するために使い彼自身に跳ね返った呪文、緑の閃光が当たると対象を即死させる呪文など、恐れるに値する描写を重ねることでその呪文自身に凄みを与えていること。
なんでもない呪文なんだけど、この呪文は Latin ではなくて ワ黴ワォワ「ワ退 ワ折ェワ。ワ杲退 アラム語なのでさらに異質で冷たい感じがします。
そもそも v とかあまり使わないですからね。
響きとしては厳かになるというか、格好良いんだと思います。
まあ、それを勘違いして多用したのがFF12だったりしますけどね、vを多用したどうしようもない名前が多かったのが唯一残念でした。
とにかく、Harry Potter では、Avada Kedavra がかなり恐ろしい呪文なので、敵がAvad...と発言するだけでも相当物語が緊迫して、早く先を読みたくなります。