No.706: 生薬の学名を解析してみた#1
月別表示: 2006年10月の記事 カテゴリー: 未分類
2006年10月25日の日記の概要
excerpt
.なんか、後期は洒落にならないほど実習が重いそうです。
今までの楽だった分が全て嵐の前の静けさだったようでw
と言うわけで、地味に生薬を覚え始めたほうが良さそうなので、まとめはじめた。
まずは意味が分からないと記憶する意欲が減るので、調べてみた。参考文献は最初のうちは記録していたけど、次第に面倒になり、その膨大さから参照linkを貼ることを諦めました。
全部で50個の生薬があるので、そのうち全ての記事に相互linkを貼る予定です。
今回はまず3つ。
ウイキョウとウワウルシとオウゴン。
手に入れた資料が五十音順だったので、ここでも五十音順に調べて行く予定です。
ウイキョウ
基原植物
Foeniculum vulgare
(普通の小さな干し草)
生薬名
Foeniculi Fructus
(小さな干し草の果実)
セリ科Umbelliferaeの植物で、生薬としては精油 essential oil を用いる。
芳香性健胃薬で、含有成分の anethole が有名。
- vulgaris 普通の、通常の
- Foeniculum 小さな干草
ウワウルシ
基原植物
Arctostaphylos uva-ursi
(クマのブドウのブドウの房)
生薬名
Uvae urusi Folium
(ウワウルシの葉)
ツツジ科 Ericaceae。
含有成分はarbutinで、尿路殺菌薬。
- Arcto 熊の
- staphylos ブドウ
- uva (ブドウの)房
- ursi ブドウ
オウゴン
基原植物
Scutellaria baicalensis
(バイカル地方のお皿のある植物)
生薬名
Scutellariae Radix
(スクラリアの根っこ)
シソ科 Labiatae。
消炎・解熱・健胃薬で、baicalin。
- scutellaria: scutra 皿または鉢
- baicalensis バイカルの
- Labiata labia唇 + -atus(形容詞化)
- ursi ブドウ
とりあえず、手元には10個まで意味を調べたものがあるので更新は後2回は大丈夫ですが、残り40個は分かり次第書いていきます。
何で薬学部なのにラテン語必修みたいになってんだ……。
しかも名詞まで格変化するせいで検索しにくいw
おまえらはじっとしててくれww