No.711: 生薬の学名を解読してみた#6
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2006年11月11日の日記の概要
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.今週は生化学の実習がchaosだった。
実習っていうレベルじゃねーぞ!!!!wwwwww
とりあえず苦しみぬいた酵素反応とその後に迫るreportを終えて日記を書いてみる。
実習Bは阻害剤の話だったんだけど、阻害定数が負になっちゃって……orz...
先週末から親が来ていたのもこの際省略する。
とりあえず、表参道と千葉に行ってきたお。
時間がないので手短に生薬の学名をまとめます。
後期の実習で覚えなければならないものが50種類。日本薬局方に収載されている生薬の数が確か100種類もなかった上、末かどうかといったようなものが重複して記載されていたから、この50種類を覚えてしまえば、実質半数以上を覚えることになる。
そのうち、すでに意味の分かっているものは15種類。
ウイキョウ Foeniculi Fructus、ウワウルシ Uvae Ursi Folium、オウゴン Scutellariae Radix
オウバク Phellodendri Cortex、オウレン Coptidis Rhizoma、オンジ Polygala Radix
カッコン Puerariae Radix、カンゾウ Glycyrrhizae Radix、キキョウ Platycodi Radix
キササゲ Catalpae Fructus、キジツ Aurantii Fructus Immaturus、キョウニン Armeniacae Semen
ケイヒ Cinnamomi Cortex、ケツメイシ Cassiae Semen、ゲンチアナ Gentianae Radix
今回意味を調べた生薬は、キク科のコウカ、モクレン科のコウボク、セリ科のサイコの三種。
コウカ
基原植物
Carthamus tinctorius
(染色用のベニバナ)
生薬名
Carthami Flos
(ベニバナの花)
主成分はcarthaminで用途は通経薬、血行障害。
- carthamus フランス語で紅花
- tinctorius 染色用の
コウボク
基原植物
Magnolia obovata
(倒卵形の葉のモクレン)
生薬名
Magnoliae Cortex
(モクレンの樹皮)
主成分はmagnocurarine, β-eudesmolで解熱・抗炎症作用を持つ。
- Magnolia モクレン
- obovata 倒卵形の
サイコ
基原植物
Bupleurum falcatum
(牡牛の肋骨のような鎌型の葉をつける植物)
生薬名
Bupleuri Radix
(サイコの根)
主成分はsaikosaponin Aで解熱・抗炎症作用を持つ。
- Bupleurum 牡牛の肋骨
- falcatum 鎌形の
あと32個!!やっぱり50個は多い。