No.716: 生薬の学名を理解してみた#11
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2006年11月18日の日記の概要
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.寒いよ。冬到来ですか。久しぶりにのだめカンタービレを読みました。Deutschを勉強する気になりました。でも時間がありません。
前回の復習だけ。生薬名と植物の学名。
タイソウ Zizyphus jujuba
チョウジ Syzygium aromaticum
チョレイ Polyporus umbellatus
トウガラシ Capsicum annuum
トウキ Angelica acutiloba
トウヒ Citrus aurantum
トウニン Prunus persica
今日はアカネ科のトコン、ニガキ科のニガキ、ウコギ科のニンジン、サトイモ科のハンゲ、キク科のビャクジュツ、サルノコシカケ科のブクリョウ、ボタン科のボタンピの7種類!これが終わればあと6つ。
トコン
基原植物
Cephaelis ipecacuanha
(吐き気を催すトコン)
生薬名
Ipecacuanhae Radix
(吐き気を催す草の根)
主成分:Emetine, Cephaeline
用途:吐剤、去痰薬、アメーバ赤痢
- Cephaelis トコン属
- ipecacuanha 道草の吐き気を催す草。トゥピ族の言葉。
ニガキ
基原植物
Picrasma quassioides
(カシ属のような苦い木)
生薬名
Picrasmae Lignum
(苦い木)
主成分:Nigakilactone A
用途:苦味健胃薬
- picrasma 苦味
- quassioides カシ属のような
ニンジン
基原植物
Panax ginseng
(生命の万能薬)
生薬名
Ginseng Radix
(ニンジンの根)
主成分:Ginsenoside
用途:強壮
- Panax 万能薬
- ginseng 生命
ハンゲ
基原植物
Pinelliae ternata
(三出の葉のハンゲ)
生薬名
Pinelliae Tuber
(ハンゲの塊根)
主成分:Arginine, 3,4-Diglycosilic benzaldehyde
用途:鎮吐、鎮咳、去痰
- Pinellia 人名由来。ハンゲ属
- ternata 三出の
- tuber 塊根
ビャクジュツ
基原植物
Atractylodes japonica
(日本の紡錘型の花)
生薬名
Atractylodis Rhizoma
(紡錘型の花の根茎)
主成分:Atractylon
用途:健胃、整腸、利尿、止汗
ブクリョウ
基原植物
Poria cocos
(意味不明)
生薬名
Poria
(意味不明w)
主成分:Ergosterol
用途:利尿、抗炎症、鎮痛、健胃
ボタンピ
基原植物
Paeonia suffrutinosa
(黄色の医神の木)
生薬名
Moutan Cortex
(ボタンの樹皮)
主成分:Paeonol
用途:通経
- suffruticosa 硫黄のように黄色い
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