No.722: 生薬実習\(^o^)/オワタ
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2006年12月04日の日記の概要
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.まだ鑑定試験と実習試験が終わっていませんが、とりあえず実習自体は終わったといえる状況です。長かった生薬実習で得たものは、早く実習を終わらせるためにあらゆる手段を使って試薬を正しく、迅速に加える根性と、誰よりも早く終わらせるために突き進む一握の勇気でした(←キレイにまとめてみた)
ま、実際は濃硫酸を取りに行ったり、無水酢酸を取りに行ったり、忙しかったけど失敗するような実習じゃなかったし、簡単でした。カイカから Rutin の抽出をして、その後加水分解により aglycone = Quercetin を得、acetylation = Quercetin pentaacetate するだけ。でも、作業は4日に及び、失敗は許されないという危機感。25gの生薬の粉末を使って抽出を始めたのに、最後に残ったのはほんの少し。まあ、途中で意図的に反応させずに残したもの(0.6g取れて0.2g使用とか)もあるので単純な収率はそんなに悪くも無いんだけど。
ここまで終わったら後は生薬実習の試験と、鑑定試験を乗り切れば大丈夫。頑張ろう。
実習試験?
1.絶対大丈夫だよッ!!!
ニア2.そんな勉強今頃してる様じゃ駄目だよ
3.油断?何のことだ?これは「余裕」と言うもんだ
上の選択肢は色々な意味で死亡 flag です。この場合、どれが最適でしょうか。
このまえ作った鑑定試験のまとめをもう少し改良できないか考えています。例えば科名ごとに分類したり、使用部位ごとに分類したり。キク科とミカン科とマメ科は多いけど、サルノコシカケ科は少ないとか、根が多い中、根茎はこれとこれ、みたいな。
薬用部位って、適当でいいじゃんって気になりがちですが、マオウ Ephedra sinica だと、全草 Herba を利用するべきところを、根(地下茎なのか?)を使うと別の成分が多く含まれていて有害だったりするらしいですね。そう聞けば少しだけ覚える気になるもの。