No.769: 素数を数えるんだ……
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2007年02月16日の日記の概要
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.読書に時間を割くのはずいぶん久しぶりのこと。ここ数日読んでいるのは枕にすると頭が痛くなるほど分厚いが英語が比較的易しく読みやすい The Cell (「細胞の分子生物学」の第4版、原書。)と、フェルマーの最終定理やビッグバン宇宙論で有名な英国のSimon Singhが書いた暗号解読という本。あ、The Cellと暗号解読の2冊だけですよ。4冊挙げているけれどw
まず、この前書いたとおり、夕方から出かけて池袋で買ってきた「暗号解読」について。この本は、事前に調べて評判が良かっただけあって、「暗号」と聞いて予想していた以上に読みやすい。そしてその情報の多さや内容の複雑さにも拘らずSimon Singh氏と訳者である青木薫氏による簡潔な文章で書かれているためどんどん読み進めていける。非対称な公開鍵暗号とか、それ以前の対称鍵の暗号、第二次大戦中のドイツのエニグマ、使用者がいなくなり断絶した古代王朝の文字(線文字Bの解読など)の解読など幅広い知識が無理なく盛り込まれていて感動した。いま丁度「暗号解読」の第6章まで読み終えたところ。このままだと明日までには読み終わりそう。RSA暗号とかの説明を読んで、やっと暗号と素数の関係が分かった。そして今でも果てしなく大きな素数を探し続けている意味が分かった気がする。
2冊目。The Cellは第4章を読んでいる。第4章の内容を要約すればDNAと染色体について書いてあると言い切れる。まず染色体の微細な構造を記述し、次に個人的に最も忌み嫌う、巨視的な構造を記述している。そう、このところ染色体のglobalな動きに頭を悩ませている。それも全て、高校時代に生物を履修していなかったから染色体の動きがいまいちつかめないという理由に尽きる。Polytene chromosome(多糸染色体)とか「パフ」って何だよwwwwwこの奇妙な染色体の話が終われば第4章が終わる。一つだけでもchapter通して読めば今後の自信につながりそうなので、是非、この勢いで第4章を読み終えたい。
あと、帰省の計画。2月下旬に帰省して、3月上旬に東京に戻ってきます。とりあえず、明日の東京マラソンを生で観れたら観て、月曜日に生ごみを捨てて、部屋の掃除を完璧に済ませてから、夜行バスで帰るつもりです。というか、他に交通手段がない。