No.784: 東京は夜の7時♪
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2007年03月08日の日記の概要
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.昨日は東京に戻ってきて秋葉原になんとなく寄ってみたら東京は夜の7時
とか流れていた。調べてみたら1994年の曲のようで、ちょうど東京に到着したのがその時間だったので妙に印象的だった。買ったのは「リリアとトレイズ 5」という時雨沢恵一さんの小説。略称は「リリトレ」になるのかな。以下、重大なネタバレを含む。この小説に登場する世界と同じ世界を描く作品は多くて、リリトレはこれで5巻目だけど、その一世代前のリリアの両親であるアリソンとヴィルの世代の世界が描かれたアリソン4冊(1, 2, 3上・下。3下巻の直後の時代の話は描かれない可能性が高い。)も合わせると全部で9冊になり、時雨沢の代表作である「キノの旅」の10巻(以下続刊)に並ぶほどになる。アリソンでは東西冷戦構造の崩壊とその直後の時代を、リリトレではそれから18年後の世界が描かれる。もちろん、この冷戦はアリソンの世界での超大国、東のロクシアーヌク連邦と西のベゼル・イルトア連合王国との間の争いのことを指す。
最初は普通の小説だと思った。ただ「キノの旅」の作者が書いていたので、これを書いていたということは次の「キノの旅」が出るのは当分先だと諦めるつもりで手に取っただけだった。そして読んだ感想はやっぱり普通の小説だった。しかし、同じ世界を描き続けて9巻分を重ねるうちに読者と作者だけの共通の知識があれば楽しめるという要素が増えてきて嬉しい。特にリリトレになってからは18年前に大国間の冷戦を終結させたのが誰だったのかとか、そういう背景を知るのは読者と作中の世界の数名だけというのも十分にfantasicで楽しめるし、最近ではヴィルの格好良さがますます上がっている。
なので、せっかく買ったリリトレを読みたかったのだが、青春18切符の旅の疲れとは別に、前日からの徹夜明けの疲れにやられてコロリと眠ってしまったのでこの日記を書いている時点でも実はまだ読めていない。ちなみに、DSで読める、電撃DS文庫の第1弾が「アリソン」だったようです。同時に「いぬかみっ! 」も出たようですが、こちらは未読。どちらも2006年12月7日に発売されていて、第3弾は2007年の1月11日「イリヤの空、UFOの夏」だったようです。
ところで、3月10日以降の予定がまだ立っていない。確実に何処かに行くという以外はwwでも、予定がなくてもなんとかなるような気もする。鎌倉観光は事情によりなくなる見通しで、直接東北に行くことになりそう。その旅の後はどこに行こうか。意表をついたところとしては、中国地方とかもいいかも知れない。広島とか山口とか。実は近畿と中国地方には心の壁(各駅停車による心理的な障壁。ATフィールド。)と地形の壁(両県の都市部の間を阻む山岳地帯。)があるようで、兵庫に住んでいても岡山県のことはほとんど知らないし、恐らくその逆もまた……。昨日の旅路でShizuoka allergyが半分ぐらい消えたので今なら西にも行ける!静岡なんか怖くない
ところで、今日は大学の図書館で本を三冊借りました。受容体の話とhormoneの話とtopologyの話。たくさん借りて読んで頭に叩き込まないと、異様に高い「施設利用費」を活かせていないと思うのです。