No.809: 量子化学:LCAO MO
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2007年04月06日の日記の概要
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.今日は、北里大学の入学式だったようですね。我々3年生は学校が休みと言うことでまったり過ごしていました。2年前のことを思い出しつつ。…まさか、あったとか言わないですよねぇ?講義w
昨日の日記のあと、有機化学の前提として立ちはだかる怪物たちの片鱗を味わいつつ、「ソロモンの有機化学」を復習ってレヴェルじゃないようなChap.1から読みながらまとめ始めました。
量子化学だけあって、そこには魔法以上のユカイが限りなく存在していて、とても全てを基礎からやっていられないと、潔く端々を切り捨てて書かれている感じがして、どうも釈然としない気もしないでもない。でも、そんなこんなで「分子軌道法」のところまで辿りつきました。この辺りは予備校に通っていた頃に三ノ宮行きの新快速の中でよく読んでいた実践 量子化学入門―分子軌道法で化学反応が見えるにも載っていた気がしたので、本棚の放置区域からsalvagingしてきました。やっぱり載っていた。ということで、少し読んでみようと思います。
具体的なことはあっちに書いた。そろそろ固定linkを張ろうかな。。。
題名に挙げた用語を投げっぱなしにする訳にもいかないので、ちょっと補足。
LCAO分子軌道法(LCAO MO法)は、分子軌道を計算する方法。二つの水素原子核の周囲に存在する電子についてのSchr?dinger波動方程式の解である波動関数の和の二乗を求めて、plotすると分子軌道が視覚化される。二つの波動関数の位相符号が同じだとその和(の絶対値)が大きくなり、位相が逆だと(絶対値が)小さくなるという辺りは日常の波動の性質と同じ。確率密度はその和Ψの二乗で表されるので、位相が合えば強め合い、逆だと弱め合い、0の場合もあり得ると。Ψ=0の場所が節となる。
ここが第1章のヤマだと思う。この後はsp混成とかだけなので。この土日の間にどれだけ復習が進むのか。