No.827: 捕らえて○し、硝酸で溶かして外洋に投棄しました
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2007年04月25日の日記の概要
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.ただし、
である。日記の題名は、小説の中に書かれていた一節ですよ。実際に何かを捨てたわけではないw
まるで作者の暗黒面を加工して商品タグを付けて出荷したような、身も蓋も無い小説だった。そして、面白いかどうかは分からないが、非常に興味深かった。「絶望系 閉じられた世界」は一回読んでも理解しにくい部分があったが、文章の黒さと絵の暗さが絶妙に合っていた。谷川流氏の<心の闇>を観測できたことは、今後の彼の作風を予測する上でも重要なのかもしれない。ややネタバレになるが、別にネタバレを気にする小説でもないと想いますよ。延々と谷川流の暗黒面が作り出した半駄作、半奇作を読みつつけるだけですから。それでも何故か気に入った。
ヒロインである烏衣カミナと杵築という幼馴染の会話がこれまで読んだ中で一番笑える会話になっていた。実際にやったらもちろん笑えないが、これは虚構の世界なので、現実と一緒にして考える人間がいれば、その人こそ異常者だろう。
烏衣カミナが行った悪魔召喚の儀式には、31人の人間の死体が必要になる。その対象は別に誰だってよくて、任意の通行人で構わないという。そして、三十一組の視線が交わる点に悪魔は現れる。
杵築が問いかけ、烏衣カミナが答えている場面。
「三十人も堂々と町中で殺しておいて、誰かに見咎められることはなかったのかい」
「捕らえて殺し、硝酸で溶かして外洋に投棄しました」
硝酸SUGEEEEEEEEEEEEE
そういわれれば、大体なんでも塩にして溶かすことが出来るんですよね。
これで、3週間前に一気に購入した全5冊を読み終えた。
「学校」は薦めるが、「絶望系」は敢えて薦めません。
そして、どちらにせよ、店頭で手を取って、表紙と冒頭だけみて買うのを諦める人が多そうなのが残念だ。決して絵師が下手なわけではないのに。
ここから、翌朝、前日を振り返って前日の日記を書いている状況。
そして、今日は心を病みかけた。きっと「絶望系」のせいではない。文章に精神汚染されるほど純粋な心の持ち主じゃないし、得てして「虚構」より怖いのは「現実」なのですよ。微妙にきつそうだったので、潔く22時前には就寝。その後90分後とに律儀に覚醒と睡眠を繰り返す。
実は結構危なげな状況じゃないか。今は、それよりもおなか空いたな~とか考えているので復旧済みで、午前7時半。良い時間だ。
AIRの続きを見た。全12話だから、とても展開が速い。