No.831: 合唱曲はガチで精神不安定剤
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2007年04月29日の日記の概要
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.妙に懐かしい、小学校の卒業式で歌ったような合唱曲をニコニコ動画で聴いたとします。
そうすると、卒業式で歌われるような曲って言う時点で、比較的万人受けするいい曲なわけで、とてもいい曲だと思うんですが、同時に、小学校の卒業式って言ったら、21歳と11ヶ月の大学生からすればもう10年ほど前のことになるわけで、ただただ精神状態が悪くなるだけだったりもします。いや、いい曲なのは間違いないんですよ、10年前もいい曲だと感じていましたよ。それは確かな主観的な事実です。
でも、当時の自分の精神状態がさほど良くなかったからなのか、今聴いても精神的に不安定になる精神不安定剤の作用が際立っている気がします。鬱時に処方されると危険だと思います。しかも、なお悪いことにそれは表層的な不安定ではなくて良くも悪くも10年分の経験とか思い出とか記憶とかそういう言葉で表現できるようで出来ない堆積物を動かすほどの深みに響くのです。
だったら別に合唱曲に限らなくてもいいんじゃね?っていうことになるかと思うけど、それはやっぱり合唱曲じゃないとダメなのだと敢えて主張します。その理由は、他の曲だと、例えば当時流行っていたような曲だと、CDを買っていたり借りていたりすると思います。でも、合唱曲と言うのは歌っていた当時、それほど好きで歌ったわけでもないし、わざわざCDを借りるのもなんだか妙にこっぱずかしい気もしたのかしなかったのか、借りたことがある人はあまり無いと思います。そうやって触れなくなって久しい合唱曲はやがて、記憶も薄らぎ旋律も歌詞も忘れようとする頃、ちょうど時間にして5年とか10年ほど要すると思いますが、そういう時間を経て、力が宿るんだと思います。当時なんでも無かったちょっと良い曲のくせに、今聞くとあれ…おかしいな……目から洗浄用水が…みたいな破壊力を伴う神曲に化けることって多々あると思います。
まあ、中にはそんな時間に囚われずにいきなり神曲認定を下せるような曲もあるんですけどね。何が言いたいかと言うと、AIRの夏影は最高だねっていう結論に収束するんですけど、話をそっちに持っていくと昨日の日記と全く同じことを書くことになるので、あと一回だけ書くだけでやめておきます。
夏影は最高!(もちろん観鈴ちん含む)
じゃあ別の方向に話を持っていこうと思ったけど、ここまで感情に任せて文章を書いてしまったのでたいしたオチを思いつくわけもなく途方に暮れそうです。まあ、いいや。
薬学部の学生らしく、劇薬、毒薬、麻薬、偽薬になぞらえた楽曲の分類でも考案してみましょうか。
一回聴いたら耳から離れないCM曲やもじぴったんエンドレスのような、著しい脳内無限再生能を持った楽曲のことを麻薬性楽曲に指定します。このような無限ループを引き起こす旋律は、某CDドラマで考案された、非物質拡散性振動型感知音波とよく似ていると思います。呼びにくいのが難点。麻薬になぞらえて麻曲、いや敢えて中二病的命名法に従って「魔曲」でもいいですが、と命名します。この曲に触れた場合、最悪、無意識にあずまんが大王のテーマを公衆の面前で口笛で吹いてしまうなんていう暴挙に出ることもあるでしょうね。←これは知人の体験談で、自分のことを書いたのではないのですよ。。。
次に、何かのきっかけで聴いてしまったが最後、しばらくは何度でも聴きたくなるような曲、仕事中でも勉強中でも聞きたくなるような曲、もしかしたら聞えてる?ような気がしてならない中毒性のある曲を毒曲と命名します。この場合、本人は気付いていないかもしれないですが、たぶん仕事の能率は上がるか下がるかしていそうです。
最後は当然劇曲の定義になる訳ですが、まあ普通に良い曲の総称でもいいでしょう。
それ以下の曲は偽曲ということで、最近のオレンジレンジとか浜崎あゆみとか、あーいう大してよくも無いのに組織票でオリコンに毎度載って来る異質な曲の総称です。もちろん例外的に名曲もあるでしょうが、くだらない曲連発していればそりゃたまには名曲も出るわ。なんか…もしかして感動する曲かも?と思ったけどやっぱりCDなんか買うんじゃなかったと後悔するような曲を指します。つまり、何も入ってないCDを買ったほうが良かったような曲のことを指す。
合唱曲は劇曲だったはずが、いつしか毒曲化されてしまったんでしょうね。服用する本人の体質の変化とも言えそうです。タミフルが10代を中心に慎重に投与されるべきなのと同様に、合唱曲の投与は20歳以上には慎重投与なのかもしれません。そして鬱の時には【禁忌】かも知れません。
あと気になる「電波ソング」の分類については、個別に分類するべきだと思います。電波ソングにも名曲と駄作がある。