No.922: 夏休み終了かもすぞ~
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2007年08月16日の日記の概要
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.相変わらずこの島は暑いですが、なんとか生きています。もやしもんを読みながら。もやしもんは農大を舞台にした漫画で、講談社の雑誌イブニングに連載されており、この秋アニメ化される予定らしいです。いろんな微生物が登場する中、ひときわ目立つA.オリゼーが可愛かったのでつい描いてしまいました(↓)。さらに、5巻のオマケも携帯にくっつけてみました。
そろそろ日記の更新頻度が落ち始める時期かもしれませんね。学業的な意味で。
2004年並になったとしても、中の人はお外で楽しく生きていると思っていてください。
(具体的には3ヶ月間放置したりする状態を指します。)
来週からとい言いつつも、早いもので、いよいよ20日から病院実習です。
が、なんだか最近、薬学部の学生なのに、薬の存在価値を見失いつつあります。
再確認したというべきなのかも知れません。
「薬」という漢字の成り立ちについては意外にややこしそうなので気になるなら各自でググればいいものとして、苦い思いをしたり、わざわざ病院までもらいに行って言われたとおりに飲んだりしたからには、現状より楽になりたいものです。
熱が出たときに解熱剤を飲むのは楽になりたいから。
痛み止めを飲むのも楽になりたいから。
睡眠薬を飲むのは、眠れないと辛いのだから、やっぱり楽になるために飲んでいる。
では、なぜ不完全な抗癌剤なんていう存在が許されるのか。
治そうとしましたよと主張するだけの、残される側の気休めに使われる高価な毒薬。
誰が得するんだよww
ひょっとして、治る治る詐欺で国民医療費を枯渇させる目的で認可された、直接的または間接的な拷問道具なんじゃね?
短期的にみれば患者を苦しめ、長期的に見れば国民全体を苦しめる。それだけ。
なんて思ってみたり。
とにかく、今の自分は「命」にある種の諦めを持っている。
100年生きれば死を克服できる訳でもないのにみんな生きてどうしたいのだろう。
「惰性で生きてます。」って素晴らしい答えだと思うなー。
その一方で、人間の尊厳みたいな感情も理解できる。
90歳で子や孫に看取られて死ねば幸せか?
100歳まで生きるのが目標だと笑顔で家族に語った老人が、もし悔しそうに99歳で死んだとしても幸せ?
薬剤師は薬を調剤し患者に渡す義務を負うけれど、治らない患者に薬をあげると他の人が将来きっと困ります。
電車の中でいろんな乗客がいるように、
球場にいろんな観客がいるように、
病院にもいろんな患者がいるでしょう。
でも、無謀な闘病を続ける患者に会いたくないです。
どういう顔で接したらいいか分かりません。
どんな感情になるかは会わないと分かりませんが、いずれにせよ、すごく困ります。
日々を、楽に生きたいと思っている患者に会いたいです。
思っているだけではいけません。
意地になって闘病しても、死んだら無意味です。
病気を治せる、抑えられる場合だけ、薬や医療の意味があると思います。
死んでいく人間の家族からお金を巻き上げるのはよくありません。
感情的になって無駄遣いして、みんなの保険証が使えなくなったら阿呆です。
利害を言えば、実習は単位のため、薬品開発は儲かるから。
病院があるのは儲かるから。患者を治すと儲かるから。
効かない薬への不満の影で、企業の(金儲けのための)努力がある。
薬の数は、どんどん増え続けていますが、そこから漏れた人は残念としか言えません。
どうやら社会は意外に冷めていて、「誰が得するんだよ」と本気で思っているみたいなので。
医療を実践する場での2週間の実習。
将来は研究に進みたいとよく日記で書いていますが、医療は研究室で行われてるんじゃない、病院で行われているんだー。といった気持ちでゆるゆると学んでいきたいと思います。